ヒートショック

最近よくニュースで報道されているので、あなた様もきっとご存じのことかと思いますが、これはは冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、浴槽に入る時などに起こります。リビングから脱衣所に移動した際には、寒さに対応するために筋肉が収縮し、血管が圧迫されて血圧が上昇します。その後、すぐに浴槽に入ると、急に体が温まるため、血圧が下降します。特に10℃以上の温度差がある場所は危険とされており、注意が必要です。

11月~2月までの時期がヒートショックの好発時期です。浴室や脱衣所などの気温が下がり、長風呂になりやすいため、危険が高まります。昔ながらの日本家屋や温泉施設などでは床がタイルだったり、暖房設備がない場所も多いので温度差が生じやすくなります。また、トイレでヒートショックを起こす人もいるので、お風呂以外でも温度変化のある場所には要注意です。

最近のデータによると、交通事故による死亡者が約7,000人であったのに対し、ヒートショックでは倍の14,000人が亡くなっています。

予防法としては、部屋間の温度差をなくす ゆっくり温まる 浴槽の湯温を低めにする 長湯をしない等など・・・、とありますが、実際にはそれほど容易いことではないと思います。我が家の場合は、早めに風呂の蓋を開けておく、そしてぬるめの風呂に入り、追い炊きするくらいです。