身体を温めて健康になる

私の手元に「体を温めると病気は必ず治る」という本があります。冒頭には「私たちの体は、36.5℃~37℃の体温で最も働くようにできている」と記してあります。

おなかは、健康を左右する大切な臓器が集まっている場所。冷えていると多くの機能が低下し、身体全体の血流が滞って代謝が落ちたり、免疫力が衰えたりします。また、その状態を自覚しないまま放っておくことが、いつの間にかちょっとした体のプチ不調に繋がってしまうのです。また、もしおなか周りを触ってみて脇の下より冷たい気がする人、常に体温が35℃台しかないという人は、そもそも内臓の温度が充分でないのかもしれません。

おなかをしっかり温めて体温を上げれば、熱を逃がすために手足の血管が開き、末端の冷えも根本から改善することができます。身体の中心で熱がしっかり作られると、温まった血液の流れにのって酸素や栄養素が体内のすみずみまで運ばれていきます。すると細胞の働きも活発になり、新陳代謝がスムーズに行われることで、お肌も生き生きと若い状態が保たれるのです。

私は、ここ30年ほど病院へ行ったことがないし、風邪一つひかないのも、毎日ショウガのおろし汁を飲んでいたり、明け方の冷え防止のため、大きなバスタオルで首周りを温めるなどの小さな努力を積み重ねているせいかも知れません。私の体はとても温かいのです。