身体の主要構造と症状の関係(2)

ここで背筋を見てみましょう。この筋肉は肩周りから背骨両側に沿って下方へと流れており、下端は骨盤上部一帯にくっ付いています。
筋肉というものは疲労が溜まると委縮するという性質がありますから、この筋肉に疲労が溜まると、胸部~胴部一帯を締め付けるように体の中心部へと委縮します。

また縦方向へも委縮し、骨盤を引っぱり上げるように作用します。この場合、臀筋や股関節周りの筋肉も多少は委縮しているのが普通ですから、股関節も同様に詰まったようになっているのです。よく「左右の足の長さが違うと言われた」とは、この事によって生じるのです。