睡眠の役割

睡眠は、人が健康に生きる上で必要不可欠なものです。1日8時間の睡眠をとるとして、人生の約3分の1を占め眠はどんな役割を果たしているのでしょうか。

睡眠の最も重要な役割は、休息です。それも突き詰めれば大脳の休息ということになります。身体の疲れは、眠らなくても横になっているだけでもある程度回復できますが、大脳は起きている限り休息はできません。筋肉を動かしたり、休めたりする指令は大脳が出しますが、その司令塔を休めるには眠りが必要というわけです。

大脳は、目や口、手足などの身体の動きや感覚をコントロールする役割を持っていますが、眠りの状態は、大脳が活動を休止した状態です。睡眠の役割は、休息だけではありません。成長ホルモンを分泌して、筋肉や骨格の成長を促したり、皮膚の新陳代謝を高めます。そういう意味においても、やはり睡眠不足は、健康・美容の大敵であると言えるでしょう。