自然的健康法

毎日健康な生活を送っていくためには、抵抗力のある体すなわち、自然治癒力の旺盛な身体を維持する事です。そのためにはバランスのとれた栄養と、適度な運動、そして適切な睡眠の3つが必要です。この3つの要素によって、自然治癒力の旺盛な体を維持することができるわけです。この3つの要素を行う事を自然的健康法といいます。

1 バランスのとれた栄養(食事)
1)炭水化物(糖質)・・・ブドウ糖

体内での働き=力や熱になる
含まれている食品・・・米・小麦・いも・砂糖
不足した場合の身体への影響・・・疲労感・脱力感・体重の減少

2)タンパク質・・・二十数種のアミノ酸
体内での働き=血や肉になる
含まれている食品・・・肉・魚牛乳・卵・チーズ・大豆
不足した場合の身体への影響・・・体力減退・むくみ・体重の減少

3) 脂質(脂肪)・・・・グリセリンと脂肪酸
体内での働き・・・エネルギー源・脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収を助ける
含まれている食品・・・牛乳・バター・マーガリン・肉魚・各種料理油
不足した場合の身体への影響・・・抵抗力の減退、目や皮膚の病気

4)ミネラル(カルシウム・鉄分など)
体内での働き・・・骨や歯、血液をつくる
含まれている食品・・・海藻・小魚・レバー・野菜
不足した場合の身体への影響・・・虫歯・骨の発育不良。貧血

5)ビタミン
体内での働き・・・栄養素が効率よく体内で利用されるように代謝の仲立ちや機能の調整
含まれている食品・・・野菜、果実、穀類、海草
不足した場合の身体への影響・・・抵抗力の減退、鳥目、脚気、骨の病気

2 適度な運動
現代社会は食べ物が豊富になってきました。そのためとかく過食、美食になりがちです。過食、美食になると過剰栄養素が 体内に老廃物となって残り、血液の酸性化につながり、病気の原因になります。過剰栄養素は運動(汗を出す)によらざるかぎり体外へ排出されません。しかしな がら現代の私達は、少しでも体を動かさないですむような生活を送っています。(電気器具の発達、車社会など)人間の身体というものは使わなければ筋肉などが弱り使えなくなります。日常生活のなかで出来るだけ身体を動かし、適度な運動をし、汗を出すことを心が得るべきです。

3 適切な睡眠(休養)
一日の疲労をとるには適切な睡眠が必要です。睡眠不足が重なるとイライラするなどしてストレスが溜まり疲労がひどく なります。適切な睡眠とは一日の疲労が取れて翌日のエネルギーが蓄えられるだけの睡眠をとることです。

私はこれに「化学物質に対する十分な配慮」を加えています。私の言う化学物質というのは、化学薬品、化学調味料そして日用品、食料品などに使用されている保存料・防腐剤・色素などの様々な添加物を指しています。

4、 化学物質に対する十分な配慮
化学物質に対する私の考え方:私たちの体は、自然界に存在しえない化学物質に対して、長期間は対応不可であると考えています。人間が生まれながらに備わっている処理能力は、人にもよりますが、限界があるように思われます。人間に限らず全ての生き物は、健康に生まれて健康なままに生涯を終えるものなのです。そのようにできているものなのです。衣食住全ての面において、安くて、簡単、便利で手っ取り早いなどと いったものは、健康とは真逆の大きなベクトルが存在すると思っています。現代社会を健康のままに生き抜くには、化学物質に対する十分な配慮が必要であるといえましょう。