スッキリ運動その1

イラストのように、まず両手の肘を伸ばしてまっすぐ上に挙げ、手の平を合わせます。この姿勢から指先が天井に付く位の意識でグーッと上に伸ばします。この時、肩関節が硬くて左右の手が離れるような人は親指同士を組むと宜しいかと思います。

そうしておいてから、肩甲骨を背骨上で上へスライドさせます。例え1センチでもスライドするように何が何でも上にあげるのです。
これは何をやっているかと言いますと、まず、非日常の姿勢を取る事。そして普段の生活の中では躍動する事のない筋肉を躍動させることに意味があります。イラストは、肘が少し曲がっています。もっと真っ直ぐに伸ばすと、肩甲骨の間隔が狭くなり更に顕著な効果が確認できましょう。

こうすることによって普段使わない筋肉に刺激を与え、肩甲骨周りの筋肉・スジ・靭帯を緩め、その結果として循環が促進され、背中から肩周りの凝り感が解消するという事です。

この動作の最大のポイントは、あくまで肩甲骨をスライドさせる事です。肩の上下運動ではありませんし、両手を垂らたままに行うものでもありません。ちなみに私の場合は2センチ強スライドしている感じです。私がこれを数回行うと寒い日でも肩周りがポッポして額にうっすらと汗をかきます。