ストレッチング

1、ストレッチングとは
米国で生まれたトレーニングの方法の一つで、引き伸ばす、伸展という意味があります。こわばって硬くなった筋肉を伸ばして柔軟にすることで、身体をリラックスさせます。方法としては、呼吸に合わせて筋肉を静かに伸ばし、一定の時間(数秒~数十秒)その状態を保ちます

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2、ストレッチの効果
これを行うことにより筋や腱の柔軟性・筋の伸展性や弾力性が高まり、関節の可動域が大きくなるので障害や故障の予防・防止の効果があります。具体的には、筋肉ならびに結合組織の柔軟性の改善、筋肉の緊張緩和、血流改善、機能の向上、筋萎縮の抑制などの効果があり、これらは筋痛の緩和や関節可動域の改善、ひいては身体パフォーマンスの改善、障害予防などのメリットをもたらします。例えば、筋肉の柔軟性の不足した状態で競技スポーツを行うと捻挫や肉離れを起こしやすく危険であるが、ストレッチにより柔軟性を改善すれば怪我をしにくくなる。 また、同一姿勢をとり続けるなどして筋肉を動かさない状態が続くとその筋肉の柔軟性が失われるが、ストレッチにより回復することができます。
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3、実施にあたっての注意
無理をしない無理に筋肉をのばそうとすると筋肉や腱を痛める恐れがある。ともすれば他人と比較しがちであるが柔軟性には個人差があり、段階を踏みながら自分に合ったことを継続し、毎日続けることが重要である。温まった状態で行う筋肉は温度によって柔軟性が異なる。冷えた状態では硬く、適度に温まった状態のほうが柔らかい。筋肉が適度に温まった状態でストレッチを行うことが好ましい。さらに、伸ばしたい部位に意識を集中しましょう。例えば上図イラストでは、腰に集中すれば腰が伸びますし、ひざ裏に集中すればひざ裏全体が伸びます。

また、いきなり行うのではなくて、前もって軽い運動をして、全身を柔らかくしておきましょう。また、入浴後のストレッチを日常的に行うとよいとも言われています。