睡眠の役割

「睡眠」の画像検索結果睡眠は、人が健康に生きる上で必要不可欠なものです。1日8時間の睡眠をとるとして、人生の約3分の1を占める睡眠はどんな役割を果たしているのでしょうか。睡眠の最も重要な役割は、休息です。それも突き詰めれば大脳の休息ということになります。身体の疲れは、眠らなくても横になっているだけでもある程度回復できますが、大脳は起きている限り休息はできません。筋肉を動かしたり、休めたりする指令は大脳が出しますが、その司令塔を休めるには眠りが必要というわけです。大脳は、目や口、手足などの身体の動きや感覚をコントロールする役割を持っていますが、眠りの状態は、大脳が活動を休止した状態です。

睡眠の役割は、休息だけではありません。成長ホルモンを分泌して、筋肉や骨格の成長を促したり、皮膚の新陳代謝を高めます。そういう意味においても、やはり睡眠不足は、美容の大敵であると言えるでしょう。

 さらに眠りは身体の自然治癒力すなわち免疫力を高めます。昼間の間にトラブった様々な部分を修復するという重要な役割もあります。これは、単に傷口を修復するだけではありません。皆さんも耳にした事があるかとは思いますが、我々は誰でも寝る頃にはガン細胞を1万個も持っているそうです。これが朝起きたら1~2個に減ってるそうです。つまり寝ている間の身体の免疫力がガン細胞をやっつけてくれているのです。まさによく生きるとは、よく寝ることでもあるのです。