イラストのように仰向けになって、膝をリラックスさせて、足先の開き具合を観ましょう。左図のようにつま先の開き具合が、左右対称である場合は、股関節のかみ合わせ具合は正常であると言えます。右図は左足の股関節が「外側転移」していると言います。

一般に女性の場合は、踵が離れて指がくっ付いている事が多いのです「内側転移」。これは俗にいう女座りをしたり、あるいは横座りを頻繁に行うためではないかと思っています。まれにですが、大木が台風でなぎ倒されたように両足とも右へ右へ、あるいは逆に左へ左へとなっている方を見かけます。極端にいびつな転移となると、骨盤の歪みや腰痛にも発展する可能性がありますので、健康的な生活をすることが望まれます。椅子に座って足を組むのも同様のことが言えます。たまには組む足を変えるとか工夫が必要となりましょう。高齢の男性は、胡坐をかく生活洋式が長かったこともあり極端な外側転移の方が多いのです。